恒温恒湿室の活用
本研究室には常設施設として恒温恒湿室があります。文字通り温度湿度を設定の状態で維持することが可能な実験装置です。
本年度はポータブル型エアコンを活用して乾燥装置として機能させる実験です。
具体的にはエアコンを乾燥機として利用する場合、加熱機能のみを利用しますが、冷却能力について除湿機能として同時利用する実験です。
ポータブル型エアコン(ヒートポンプ)です。
恒温恒湿室の空調吹出口、吸い込み口です。
乾燥用チャンバーです。学生が自作しています。
動画で恒温恒湿室の扉開放から内部を撮影しました。
水族館の館内見学
研究対象である水族館の館内を作業終了後に研究室メンバーが見学しました。
水族館のバックヤード見学
水族館のバックヤードについても研究室メンバーが見学をさせてもらいました。
飼育用太陽光伝送システムの受光部分調査
水族館の珊瑚礁や海藻類には太陽光が必要なものもあり、水槽に自然光を取り入れることができない場合にグラスファイバーを利用して太陽光を伝送するシステムがあります。ここではそのシステムの太陽光受光部分を実際に調査させてもらいました。
新実験室を活用した建築設備の実地教育
NEWSにも掲載しましたが、建築学科の新実験棟が8月に竣工しました。高温恒湿室を据え付けた温熱環境実験室も完成し引き渡しが行われました。主目的である恒温恒湿室だけでなく、この実験室は建築設備のための配慮を加えて計画、施工されています。通常、天井内の設備は目で見ようとすると天井点検口を開放し、懐中電灯などを使いながら点検口に頭を入れて見ることになりますが、暗いということと吊り下げられた各種配管類などで見通すことが難しいのが現状です。この新実験室では天井を設置せずに直天井とすることで天井内の配管やダクト類を気軽に見ることが可能な設えにしています。これにより、換気のためのダクトや冷暖房のための冷媒配管などを全体との関わりなども把握しながら観察可能です。また、学生に見せることを前提に、空調室内機2基それぞれの吊り方を敢えて異なる施工方法で工事しており、施工方法まで含めて学習教材として利用可能にしています。